アメリカ・ノースカロライナ州にある日本人向けの牧場「グリーンウェイランチ[GREENWAY RANCH]」ブログ

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Nov

28

2018

2018年フチュリティー四方山話 (女傑の出現)

前回のブログでほんの少しだけオクラホマのフチュリティー(新馬戦)が、
若い3歳の馬にとってどれほど過酷な競技会なのか書かせていただいた。

スポーツで良い成績を収める厳しさは馬も人も同じで、
肉体的にも精神的にも強靭でタフな挑戦者が良い成績を残しやすい。

肉体面においては、人と馬の両者が必要とする共通点は多いようだが、
強靭でタフな精神となると人と馬では大きな違いがある。

人の場合は、「他者に負けたくない、自分への挑戦、勝利に向かって全力を出し切る」
など、選手本人の気持ちが結果を左右するが、
馬は人がコンペティションに挑むような気持ちで馬場に立つ事はない。

競馬のように群れでスピードを競うレースでは、
他馬が自分より先に走ることを嫌う気の強い馬が騎手の手綱さばきに助けられ
先頭でゴール版を走り抜けるのは理解できる。

ところが、レイニングの競技は一組の人馬だけが馬場に入るため、
演技をする馬にとって馬場にいる自分以外の相手は、
己の背にまたがる人間だけなのだ。

そのような状況下で、良い成績を収めるためのポイントになるのは、
乗り手の指示に対する馬の集中力だと私は思っている。
そして、もちろん馬の集中力をキープさせるのは乗り手の技量でもある。

オクラホマのオープンクラスのフチュリティーは、
1st Go Around, Semi Final, Final と僅か1週間の間に3走行が行われ、
その都度、指定される経路は異なる。
約4分近いレイニングのパターン(経路)に緩急の流れはあっても、
馬は非常に激しい動きを連続して遂行しなければならない。

ジャッジがレイニングを審査する上で、
注目する内容の一つにメリハリのある馬の動作がある。
馬は乗り手のわずかな扶助(指示)で瞬時に正確さとスピードコントロールを
伴いながら反応する事を求められる。

その時、馬に必要なのは、
ただひたすら全身全霊で乗り手の合図だけに集中するという精神である。

一昨日、一番見ごたえのあるオープンクラスの 1st Go Around (一次予選)を
事務作業をしながら見ていた私はある1頭の馬に度肝を抜かれてしまった。

1st Go Around は、ランインという馬場に駈歩で入場するパターンだった。
この日、オープンクラスに出場した頭数は371頭。
全部を真剣に見ていると仕事が片付かないので興味のある乗り手、
興味ある血統を引く馬が登場するときだけ見ていたが、
ある時それに当てはまらない葦毛の牝馬に目が釘付けになってしまった。

レイニングのコンペティションに葦毛は珍しいので目が行ったのは事実だが、
どう見ても体が絞られ過ぎていて
いかにも若い牝馬という細い姿から、大した事はできないという印象を受けた。

ところが、その葦毛はランインで馬場に入場しトップスピードへ加速しながら
最初のスライディングストップを見事に決めたのだ。

まるで地面に溶け込むかのようなスムーズなストップで
スタリオンの持つ迫力は欠けたかに見えたが、
スライディングした距離の長さとその時のフォームは非常に美しく、
その後の動きに目が離せなくなった。

この牝馬は、
一瞬たりともタイミングを外すことなく乗り手と呼吸を合わせ
最初から最後まで乗り手の一挙手一投足に全身全霊を傾けていた。
その様子からは感動というよりこの馬が持つ健気さを感じた。

演技が終了して発表されたスコアはその日の最高得点で227点。
あとの2位と3位が224点、そしていくつかの222点が続いた。
牝馬にしてダントツの成績をおさめ、28日水曜日に行われるSemi Final (2次予選)
に歩を進めることになった。

彼女は十分過ぎるといっても過言でない素質を一次予選で披露してくれたわけだが、
後に続く残りの2走行(Semi Final と Final)を
どのように演じ切るのか興味津々である。

結果として点数に現れるのは、馬の体調と体力、
気力と精神面のメンテナンスをいかに人が上手く行うかだ。
そして少々のラック(幸運)がこの馬の優勝に繋がるのであろう。

追伸。
ブログにした馬の名前は、Isnt She Perfect、騎乗は Kole Price です。
オープンクラス レベル4 の2次予選開始は、アメリカ東部時間の28日午後11時から。
日本時間では、29日午前1時からとなっています。
ご興味ある方は、NRHA Futurity で検索して、
Futurity      Watch Live!      Coliseum とクリックし
Coliseum と書いてある左の画面をクリックするとオープンクラスの走行が、
ライブで見られます。
























2018/11/28 9:09:08 | リンク用URL

Nov

25

2018

フチュリティー四方山話 (再公開)

スポーツのコンペティションを見るたびに、
選手の技術と採点のルールが年々進化していく事に気が付く。
新しい種目も次々と生まれ、まさに時代の変化を感じてしまう。

これは、馬の競技会においても同様だ。
ウエスタン競技種目の一つにレイニングがあり、
私がレイニングに興味を持ってから約30年の間に競技場で演じる馬のスタイル(形)や
採点方式及びルールが驚くほど変化するのを見るたびに、
それををブログに書き記したいと思ったことがある。

下に続くのは2013年12月に書いたブログ、時代遅れで申し訳ありませんが、
次のブログに繋げるために再公開したことをご承知頂ければ幸いです。

ーーーーーーーーーー

1週間前に、レイニング界では1年の締めくくりとも言える一番大きな試合、
オクラホマのフチュリティーが終わった。

今年はちょうど競技会開催中にアメリカ中部を南北に長く伸びた、
強烈な寒波を伴う低気圧が通過したので、関係者は体調管理や、
雪と路面凍結のため車の運転に大変な思いをしているのではないかと案じてしまった。

私はフチュリティーの会場にはいかなかったので、
ネットで経過をチェックさせてもったが、
残念ながら、オープンファイナルは動画で観戦を試みたものの、
画面のフリーズが数秒ごとに起きて途中でやめてしまった。

結果は、ジェイソン バンランディングハム騎乗のノット ラフ アット オールが、
スコア2251/2点で優勝し、賞金$165,000ドルを獲得した。
2位にショーン フロリダ騎乗のティンセルタウン フライ ガイがスコア224点を出し、
獲得賞金額$142,733ドル だった。

好成績をおさめた人馬にはもちろん祝福してその努力を労うべきだが、
エントリーやスコアを見た限りの印象では、
今年はあまりぱっとしたフチュリティーではなかったような気がする。

実際にフチュリティーを観戦した人から聞いた話では、
採点にも数々の小さな問題点があったと言っていた。

オープンクラスのスコアは、
例年に比べると1次と2次の予選でそれほど高いものがなかったのも特徴だ。
以前だとレベル4のクラスでは、平均220点でもファイナルには残れなかったのが、
今年は2回の予選両方で、210点台後半のスコアでファイナルに入っている。

審査の基準を見なおしたのか、実際に全体の走行の出来が以前ほどではないのか、
理由は分からないが、突出したスコアがなく数字で見る限り全体的に平凡な印象だ。

ファイナルに残った乗り手の顔ぶれは、
個人的な視点から見ると世代交代を感じさせるものがあり、
顔なじみの人はずいぶん少なくなっていた。
それと、プロとしての女性進出が少しずつ目立ち始め、これも時代の流れを感じる。

オクラホマのオープンクラスのフチュリティーは、予選で2回の走行をしなければならず、
その合計点でファイナルに進出できるかどうかが決まる。
3歳の若い馬にとっても、それに騎乗するトレーナーにとっても過酷で厳しいイベントだ。

ローカルの競技会と違い、
長期戦になるオクラホマでは昼夜の区別がつかなくなる生活が
人馬ともに一番こたえるのではないだろうか。

日中、本馬場は競技に使用されるため、そこでの馬の調整はどうしても夜以降になってしまう。
トレーナーによっては、一番馬場がすく真夜中から夜明け前に騎乗するので、
予選を勝ち抜けばなおさら、何日も不規則なスケジュールを強いられるため、
ファイナルでは冗談抜きで目の下にくまが目立つ選手もでてくる。

オクラホマのような大舞台でプロとして活躍する場合、
経験を豊富に積み技術も身についた、まだ体力のある30代後半から40代終わりくらいが
乗り手として脂ののりきった時期に感じる。

ある程度の年齢を超えると、たとえ技術は素晴らしくても
長期にわたる試合は、体力と気力を持続させるのが難しくなってくるからだ。

そして、競技会は馬に乗るだけではなく、
社交とビジネスにも神経を使う場所なので、期間中に蓄積する疲労は半端ではない。

競技場でのハードなスケジュールに加え、
オクラホマの舞台は、全米から人馬が集まって繰り広げられる競技会で、
馬の輸送時間が10時間以内でおさまる距離に居る場合はまだしも、
それ以上の長距離を移動しなくてはならない時は、
なおさら馬と人のコンディションをキープするのは大変になる。

以前、ニュージャージーに住んでいたとき、
馬運しながらオクラホマに何回となく移動したことがあるが、
30時間トレーラーを繋いだトラックに揺られるのは、
ただ乗っているだけでも非常に疲れたのを思い出す。

その時は、途中のオハイオ州にショーン フロリダの牧場があるので、
そこで数時間の仮眠をトラックの中で取るのがお決まりのコースだった。

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ショーン自身も競技会に出場する身で忙しいのにもかかわらず、
仮眠が朝方にかかる場合は、彼自らコーヒーを入れてくれた。
そして、それと一緒にドーナッツも用意してくれる優しさはありがたかった。

ニュージャージーからオクラホマまでは、アメリカ大陸を半分移動するという、
途方もない距離のため、馬の輸送疲れを癒す手立てとして、
競技会場への入厩数日前にオクラホマ入りして、
知り合いの牧場で馬に一息つかせながら調整するということもあった。

色々考えると、オクラホマの競技会は時間と経費のかかる大変なイベントである。
ここのフチュリティーはエントリー料も高額だが、
数年前からルールとなった馬のノミネート制にも費用がかかり、
昔はもう少し庶民的だったレイニングは、
残念ながら金持ちにしかできないようなスポーツになりつつある。









2018/11/25 1:19:37 | リンク用URL

Oct

30

2018

いっちゃんブログ24「Mule Days に行ってきました!」

こんにちは、いっちゃんです。
10月25日〜27日に行われるMule Days(ラバ祭り)を見に行ってきました!

今回は、みどりさんと私たち研修生二人+レッスンに来たゲストさんも加え
4人で、グリーンウェイランチから30分のBENSONという街へ。

Mule Days の会場近くになると
普通の道路なのにゴルフカートが…

この辺では、ゴルフカートで近場を移動する時の為の
車がわりにしているのだとか。

なんだか不思議な光景ですが
みんな仲間同士で、とっても楽しそうでした^^

会場入りすると、たくさんの出店!
Cotton candy や Caramel apple, Funnel cakeが売ってて
特にFunnel cake はかなりの人気のようで
同じ店が数件ありました。

J兄貴も2つ食べていましたよ〜

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実は、Mule Days に来たのは
「ロデオ」を観戦するため。

日本ではまず見られないロデオを見られるとあって
内心ドキドキです。

会場に到着すると
看板に以前の写真やショースケジュールが書かれていて
それによるとショーは荒馬乗りやブルライドだけではなくローピングやバレルなどもやるようです。

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わくわくしながら席に座ると
まずは、アメリカ国旗を掲げた女性が馬に乗って
颯爽と登場し、みんなで国歌斉唱。
それから荒馬乗りが始まりました。

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やっぱり激しい〜!!
ライダーによっては落ち方が良くなく、フラついていた人もいましたよ〜

しかし、驚いたのが荒馬乗りの選手で最高齢が62歳!
すごい!私もがんばらなきゃ〜

その後、ローピングやピエロと馬のショーなどもあって
楽しかった〜!

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バレルは、全員が女性で
とても力強い走りを見せてくれました。

Mule Days は年一回この地域でしか行われない
人気のあるfestivalのようです。

次に行く機会があったら
出店のメニューを制覇するのと、馬車に乗せてもらいたいなあ〜!








2018/10/30 7:39:52 | リンク用URL

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