アメリカ・ノースカロライナ州にある日本人向けの牧場「グリーンウェイランチ[GREENWAY RANCH]」ブログ

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みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 04号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 03号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 03号)
みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 03号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 03号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 02)
みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 02) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 02) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 02)
みどりのThat’s録・馬に魅せられて (馬旅2019年 創刊号01) みどりのThat’s録・馬に魅せられて (馬旅2019年 創刊号01) みどりのThat's 録 (ウィリー)
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Jan

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2023

みどりのThat’s録・馬に魅せられて (馬旅2019年 創刊号01)

会社勤めをしていた当時24歳だった私は初めて乗馬を経験しました。

長い砂浜が続く海岸線を散歩していたら、気持ち良さそうに馬に乗って走っている人を見かけたのがきっかけです。
それは全く予期せぬ光景でとても感動的でした。

(すごい!あんなふうに馬と一緒に走ってみたい・・・)

見渡す限りの水平線を背に、海辺を疾走する馬と人。

その姿を遠く視界から消えるまで見送った後、暫く歩くと柵で囲われた数頭の馬が見え、そこには乗馬クラブの看板が立っていました。
その時が夢にまで見た乗馬を経験するチャンスでした。

引き込まれるように入ったクラブで間近に見た馬は、馬装のために洗い場に繋がれていて、その背は私の背丈ほどもあり、馬の大きさに圧倒されたのが第一印象でした。
初めて触れる毛並みはビロードのようで、逞しい筋肉の大きな身体を支える肢の細さに驚きました。
私を見つめる長いまつ毛の優しく澄んだ目に一目で魅了されてしまいました。

初めて体感する馬上からの景色は格別で、気分が高揚していたせいか不思議と怖さはありませんでしたが、馬場まで引馬された時は揺れが意外に大きく感じ、足をかけている鐙だけでは、バランスが上手く取れない様な気がして心細かったのを覚えています。

結局、この日たった一回の体験で私は乗馬、そしてそれ以上に馬そのものに夢中になり会社が休みのたびに乗馬クラブに通いつめるという生活を送るようになりました。
それが今の自分の仕事に繋がるキッカケになるとは夢にも思わず・・・・。
人生とは不思議なものです。

馬の何が人をそんなにひきつけるのか・・・。
その理由はほとんど同じなのです。
人は自分より遥かに大きく力のある馬とコミュニケーションをとりながら、自分一人では不可能なことを一緒に行うことができるからだと思います。

6000年もの昔、馬は人にとって食料だったと言います。
時を経て人は馬を飼育する術を編み出し、労働や移動の手段として生活に活用するようになりました。
馬を操作する上で馬とのコミュニケーションを可能とする道具、ハミは3000年も前に作りだされた物だそうです。

時代と共に人と馬の関係は変化して機械が馬の役目を果たす現代、馬は使役から解放され彼らの活躍の場は乗馬や競馬の限られた世界になりましたが、今でも馬に惹かれて密接な関わりを持っている人たちがいるのは興味深いです。

馬が本来持つ従順な性質と鋭い感覚が、人とのコミュニケーションを可能にしてきました。
馬を乗りこなすには彼らとの意思疎通は必要不可欠で、人はそのために馬の口に作用するハミを使いながら声や身体を駆使し、そして何よりお互いの感性を活かしながら相互のコミュニケーションを確立する方法を作り上げていく事になります。

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(人参で馬のご機嫌取り。乗ること以上に馬と触れ合うのが好きでした。)

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(5鞍目の騎乗。 まだジーンズとスニーカーで乗っています。)
 


2023/01/24 9:57:00 | リンク用URL

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