アメリカ・ノースカロライナ州にある日本人向けの牧場「グリーンウェイランチ[GREENWAY RANCH]」ブログ

2018.April

Sun

Mon

Tue

Wed

Thu

Fri

Sat

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

Backnumber

Image Index

みどりのThat's 録 (チドリの春) みどりのThat's 録 (チドリの春) みどりのThat's 録 (チドリの春)
みどりのThat's 録 (牧場の新入り馬たち) みどりのThat's 録 (牧場の新入り馬たち) みどりのThat's 録 (牧場の新入り馬たち)
みどりのThat's 録 (牧場の新入り馬たち) みどりのThat's 録 (ちょうど1年前) みどりのThat's 録 (ちょうど1年前)
みどりのThat's 録 (ちょうど1年前) みどりのThat's 録 (ちょうど1年前) いっちゃんのブログ10 「季節の変わり目」
いっちゃんのブログ10 「季節の変わり目」 いっちゃんのブログ10 「季節の変わり目」 いっちゃんのブログ10 「季節の変わり目」
いっちゃんのブログ9 「拍子抜け?ウィリーの馴致」 いっちゃんのブログ9 「拍子抜け?ウィリーの馴致」 いっちゃんのブログ9 「拍子抜け?ウィリーの馴致」
いっちゃんのブログ9 「拍子抜け?ウィリーの馴致」 いっちゃんのブログ8 「スィーティー、ブルーシートにチャレンジ!」 いっちゃんのブログ8 「スィーティー、ブルーシートにチャレンジ!」
いっちゃんのブログ8 「スィーティー、ブルーシートにチャレンジ!」 いっちゃんのブログ8 「スィーティー、ブルーシートにチャレンジ!」 2018年 謹賀新年

Apr

08

2018

みどりのThat's 録 (チドリの春)

今年の春の訪れは珍しくゆっくりで、牧場を営む側としては助かることもある。

3月に入っていきなり 「初夏〜!」 という感じで気温が急上昇した時は、
このまま夏になるかと覚悟したが、
バカ陽気が数日続いた後に外の水桶が薄っすら凍る夜があったり、
タンポポが勢いよく咲きだした直後に肌寒い日中が続き
ニョッキリ高く伸びた茎に黄色く咲いた花は、
次咲く時には地面にピッタリくっついていた。

ここに住む動植物を翻弄させる気温の上下だが、
私的には薄手のジャケットを着るくらいの気温がちょうど良いと感じる。

作業をする時は、涼しいくらいの方が体には優しいし、
気温の上昇がゆっくりだと 年間7〜8ヶ月に渡ってしなくてはならない
草刈りの時期を遅らせることができる。

それに加え
ハエ、クモ、アリなどできれば避けたい虫たちの活動開始も遅れるので、
気持ち良い季節が長く続き、それはありがたいものだ。

そんな時の流れの中、
馬のエサを運ぶために毎日欠かさず一回は往復する道中で
チドリが抱卵している場所を発見した。

DSC01318.JPG


(木の下に作られたチドリの巣。 卵はいつも4つあり綺麗に並べられている)

・・・とは言え、「発見」などと大げさな言葉を使うまでもなく
このチドリのつがいは、なぜか牧場の中でも人馬の往来が一番多い所に巣作りしていた。
まるで 「我が家はここですよ。」と言わんばかりに・・・。

最後にチドリの巣を見た時から3,4年は経っていたので、
久しぶりに彼らの営みを見るチャンスが訪れ私の胸はときめいた。
ヒナ誕生までの毎朝の楽しみができたわけだ。

ちなみに、チドリのヒナは卵からかえるとすぐに親と一緒に移動するため、
巣の中で育っていく過程は見ることができない。

チドリの何が私の興味を一番そそるのかというと、
その健気な彼らの演技。

チドリは、オスとメスで交代しながら卵を温めるようで、
何か危険が迫るのを察知すると、抱卵している方が巣から飛び出して
敵の前で演技をし、相手の気を自分に引き付ける。
そうすることで、巣への接近を阻止するのだ。

この演技は、オスとメスで違いがあるのが微笑ましい。
メスより一回り大きなオスは、声が大きく演技中の体の動きも大胆。
それに比べ、小柄なメスは声も演技も控えめ。

以前見たメスの演技は、鳴くこともなく羽の動かし方も小さくぎこちないので
(これじゃ、演技力不足でインパクト無し・・・下手くそだなぁ〜) 
と思ったことがあった。

数日前、チドリの巣がある事に気付いたのも、
そんな彼らの行動からだった。

馬のエサを運ぶ手押し車を押していた時、
私の前をチドリが、テヶテヶテヶ〜 と小走りに通り過ぎたと思ったら
少し距離が開いた所でしゃがむといきなり羽をバタつかせて山吹色に目立つ
胴体を私に見せた。

そして、
「チッ!チッ!チッ! チルルルルルル〜ッ!」
と変な声で鳴く。

2018-04-07-18-54-11 (2).jpg


(グリーンウェイランチのFBか、HPのホームのページでチドリの演技が見られます。)

(ははぁ〜ん、さては巣が近くにあるな・・・) と思いながら、
だいたいの検討をつけてチドリがいる方角とは逆の木の方へ寄って行ったら
慌てたチドリの演技はさらエスカレート! 必死の形相だ。
卵を天敵から守ろうとする健気な様子に、意地悪したことを反省させられた。

三寒四温の状態が長く続くこの春に、
牧場で見かける沢山の命の営みは、様々な動植物の息吹を感じさせてポッと心が温かくなる。

毎年、今の時期になると屋根に貼った断熱材に穴をあけて
巣作りをするムクドリのような鳥たちもしかり。

けして安い工事でなかったので、頭に来るときもあるが、
なぜかその卵が巣から遠く離れた外の円馬場で見つかった時は、
ちょっと哀れに感じた・・・。

誰がどうやったら、こんな所に卵が移動?するのか・・・。
いつかそれも知りたいものだ。

0405181823a.jpg


(チドリの卵と大きさは同じくらい。だけど、ムクドリ?の卵は綺麗な青色)




















2018/04/08 0:00:02 | リンク用URL

Mar

22

2018

みどりのThat's 録 (牧場の新入り馬たち)

3ヵ月お手伝いしてくれた研修生が先月帰国して、
一人で作業するリズムをようやく取り戻した矢先に
バタバタと若い馬3頭が入厩してきた。

みんな鞍付けは済んでいて、騎乗での初期調教を受ける段階の馬たち。
乗りの方はテリーが担当するので、ここでは預託だけを引き受ける。
今までにもポツリポツリと預託依頼の馬を預かったが滞在期間は
おおよそ1ヵ月から3ヵ月が目安。

馬主としては、その期間でそこそこ乗れるようにして欲しい・・・、
というのが目的なのだろう。

騎乗作業はしなくて良いので少しは楽だが、
馬たちを日々安全に管理する上で、しなくてはならない工夫や苦労もある。

新しい馬が到着すると
馬主に今まで食べてきたエサの種類と量、
ここに来るまでの管理状況(馬房内、あるいは放牧)などを聞くことにしている。
その他、疝痛の有無や体調管理で特に気を付けなくてはならないこと等々・・・。
飼料の変化や新しい環境から馬が受けるストレスをなるべく軽減してあげたいからだ。

そして、馬主からは預託する馬の情報を得るとともに、
短い会話から彼らの自馬に対しての感覚も感じ取るようにしている。

今回の3頭は、
ここでは日常的に与えているアルファルファを食べたことがないので、
毎日少しづつ他の牧草に混ぜて量を増やし慣れてもらうようにした。


さてさて、
ポンポンポンと入ってきたこの馬たち、
一人の時に3頭増えるのは大変だぁ〜、と思ってたけど
ここで生まれ育った子たちとは違う個性があって、
多忙な状況の中にも、楽しみを見つけることができる。

馬主には一応 バーンネーム(馬が普段呼ばれている名前)を聞いておくが、
世話をしている内に、私はいつの間にか他の名前で呼んでいることがよくある。

Zac (3).jpg



例えば、このパロミノ。
馬主はザックと呼んでいたが、私は密かに「ムンク」と名付けた。
その理由は、この子が今まで聞いたことのないような声を出すからだ。

それを初めて知ったのが、
到着初日にして、彼がすっかり意気投合した隣の馬房の馬を移動した時。
ソワソワしだしたと思ったら耳をつんざくような甲高い声で、
「ヒャーッ!!」 と鳴いて私の目は点になってしまった。

それからというもの、置いてきぼりをくうのが不安なのか
ちょっとでも近くの馬が離れると「ヒャーッ!!」
朝の飼い付けで私がバーンに入った時でさえ「ヒャーッ!!」
なんでも事あるごとに「ヒャーッ!!」

その声を聞くたびに私の脳裏には、
「叫び」というムンクの絵のイメージが浮かんで仕方ない。

叫び.jpg



バーンネーム、リッキーという、
このグレーの子は3歳とは思えないほど小さくて華奢。

移動のため引っ張って歩くと、フグゥ、フグゥと鼻が詰まってるような変な音を出す。
毛艶も悪く、所々に皮膚病もあって馬主には申し訳ないが、
どうしてもネズミを連想してしまう。

そんな彼女を私は「ミ二ー」と呼ぶことにした。
ミニーはミッキーマウスのミニーマウスから・・・。

0315181510d (3).jpg



漫画のミニーは可愛いが、
どうしてどうして・・・この子はなかなか気が強く、
エサ時には前足でバンバンッ! バンバンッ! 
と半端でない勢いで馬房を蹴って「早くエサを配れ!」と催促する。

それを向かい側にいる、ムンクが最近真似するようになって参ってしまう。
やれやれ・・・

3頭の中で一番最初に入厩してきたのはこの子。

0315181512 (3).jpg



馬の保母さんとして、えこひいきはダメと自分に言い聞かせているが、
馬主からルースターと呼ばれている牝馬のこの子が私の一番のお気に入り。

物静かで馬房のマナーは大したもの。 賢くもの分かりも良い。
エサをあげる時など、顔を出さずに大人しく待ってくれる。

そんな彼女の毛色が
最近、中毒のようにはまってしまってるアーモンドチョコを連想させるので、
「ショコラ」というオシャレな名前を付けた。

来た当初は、ムクチを付ける時や顔回りを触れるとビクビクしていて
(誰かに厳しく扱われたのかな・・・)と思っていたけど
声をかけながら優しく接していくうちにすっかり落ち着いてきた。

この3頭の入厩により、自分の馬も含めるとバーンの中は満室状態となり、
ドカン、バッタン、ヒヒィーン、ヒャーッ!・・・と
かなり騒々しい日常が過ぎていく。

皆がみんなショコラのように大人しくお行儀が良いと
どれだけ心安らかに作業ができることやら・・・、
・・・とたまに夢見て仕方ない今日この頃だ。























2018/03/22 6:01:00 | リンク用URL

Feb

25

2018

みどりのThat's 録 (ちょうど1年前)

先日、
3ヵ月の研修を終えて帰国するいっちゃんを空港まで見送った。

その帰路で私が1年前に日本帰国した同じ日に
彼女も日本へ向けて飛び立ったのだということに気が付いた。
・・・365分の一の確立、偶然とはいえ面白い一致だった。

それをきっかけに日記を取り出して、
日本にいた今頃何をしていたのか調べてみた。

そしたら今日からちょうど1年前の2月25日、
日本で20年以上も会っていない古い馬仲間たちと
再会するパーティーがもたらされた事が書いてあった。

パーティーの発端は、
私がアメリカで牧場をやっていることをフェイスブックで知った
馬仲間の一人から始まったものでフェイスブックがなせる業。
情報時代の今だからありえるとても興味深い流れだった。

東京で古い仲間10人の集まり。
90年初めのころ、山の中にある乗馬クラブに隣接された宿泊施設の横で
たき火を囲み、飲んで食べては取り留めのない話をした時期があった。

その馬仲間たちとの再会。
それぞれ年齢を重ね、昔の面影とは少し違う人もいれば全然変わらない人もいる。
同窓会というものに縁のない私は、そのような昔の顔ぶれがそろう集まりは
初めてだったのでワクワクのしどおしだった。

0225172128a.jpg



乗馬をする人たちの職種にはある傾向があり、
不思議と自営業が目立ち、内容としては自身のお店を構えていたり、
医療関係者、あるいはクリエイティブな職種についている人が多い。

みんなで集まったこのお店も、馬仲間の一人がいつの間にか経営者になっていた。
私が昔 「りょうちゃん」 と呼んでいたお店のオーナーは、
相変わらず自然の中でウエスタン乗馬を楽しんでいるみたい。

お店も Brown Horse と馬にちなんだ名前だったので、
それがどこからきたのか聞いたら、彼が大会で優勝した馬の毛色からだという。

スキャン0005.jpg



・・・時の流れで変化していく人生。
りょうちゃんが、たき火を囲みながら皆でつまむ料理をよく作っていたので、
なるほど今に繋がっているのだと、感心したのを覚えている。

18641649_1441123365962965_1366929806_o.jpg


18618682_1441082472633721_2038337559_o.jpg



人付き合いがあまりマメではない私などは、
せっかくフェイスブックで見つけてもらえても、
懐かしい馬仲間に会う機会は作れなかったので
皆をまとめてパーティーを開いてくれた りょうちゃんの采配がとても嬉しかった。

Brown Horseは、神宮前にあるウェスタン調の居酒屋で
カウンターやテーブルで食事ができ、壁にはスクリーンがあって、
プラリと一人でも気楽に立ち寄れる落ち着いた気取りのない空間だ。

そこは、アメリカにある小さなバーを彷彿させる。
特に、ガッツリとステーキを食べたい人なら是非お勧めのバー。
りょうちゃんの腕をきかせた美味しい料理と優しいおもてなしが楽しめる。

Brown Horse
渋谷区神宮前2−17−6
Tel: 03−6447−2526
貸切もオーケーです。





















2018/02/25 11:34:42 | リンク用URL

Page Top