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Jul
12
2016
いつも 馬の事ばかりなので、たまにはおでかけしたときのお話などを書いてみたいと思います。
先日、ノースカロライナに住む日本人の有志の皆さんで運営している「日本人会」が「新年会」
を開催するということなので 行ってきました。
会場に行くと、久しぶりに見る大勢の日本人!!
でも、意外や意外 アメリカ人もけっこういます。日本風のイベントは人気があるようです。
まず 和太鼓の演奏が始まり、お決まりの長い挨拶の後、待ってましたの樽酒くんのご登場です!
鏡開きをし、みんなで乾杯です。私は未成年なので(ウソです。ドライバーなので)アップルサイダーで乾杯!
さて この樽酒くん、なんとアメリカ産です。アメリカで穫れたお米で、アメリカで仕込んだものの様です。
ちょっとひとくち飲んでみましたが、まろやかでおいしい!!
どのくらい美味しいかというと・・・
この満面の笑みが物語っていると思います(笑)
そしていよいよお食事タイムです。
カニ、イクラ、うなぎの3種のちらしずし、ガリ、角煮、レンコンの煮物、ごまあえ、キュウリの酢の物、
枝豆、茶碗蒸し!
もちろん 全部いただきましたm(_ _)m
どれもおいしくて 懐かしい・・・。私の一番のヒットは ガリでした(笑)
やっとお腹も落ち着いて 周りを見回してみると、日本でもあまりお目にかかることのない
抹茶のお手前体験コーナーがあり、アメリカ人の老夫婦が興味津々で体験しています。
お茶を点てる作法ひとつひとつがとても細やかで、私も見ほれてしまいました。
その他 琴の演奏や、日舞なども披露されました。
するとそこに! デザートのきなこ餅とよもぎ餅がやってきました(*^_^*)
なんて素敵なんでしょう! いっぱいもらってしまいました(笑)
あらためて 日本はすばらしい食文化を持つ国だと思いました。
汗水流して育てて 収穫した食材を、手間暇かけてじっくり調理すると、ハデさはないけど
とてもあたたかい料理ができあがります。
馬を育てるのと一緒ですね。
少しの愛情と(多すぎてはいけないのです。多分・・・) じっと見守る眼を持って毎日接すると
人を受け入れる気持ちを持った馬になるような気がします。
アッ! また馬のはなしになってしまった・・・。
とにもかくにも ノースカロライナ在住の日本人のみなさんの心のこもったおもてなしと
美味しい料理を堪能できたひとときでした。
2016/07/12 3:51:05 | リンク用URL
Jul
05
2016
ブレーキング(馴致、初期調教)とは、簡単に言うと、
「馬がその背に人を乗せ、騎乗者の合図に従って行動できるようにすること」だと思います。
昔々なら、裸馬にまたがり、暴れ馬を乗りこなす・・・なんてワイルドなこともしていたんでしょうが、危ないので私はやめておきます(笑)
いきなり馬に乗るのではなく、乗った時に困らないようにいろいろ準備をしておきます。
まずは、ラウンドペンの真ん中に人が立ち、追いムチ(馬を追うための長いムチ)と
舌鼓(チッチッという舌打ち)と声を使って、舌鼓をしたら走る(舌鼓だけで足りないときは追いムチも使う)、
「ウォー」と声をかけたら止まる、という約束を作っておきます。
これは、初めて乗る時 馬は手綱や脚での合図を知らないため使えないので、
音声での指示に従うようにしておくためです。
これと平行して、馬が背中に物を乗せられるのに慣らしていきます。
まずはパット(馬の背中と鞍の間に敷く座布団のようなもの)を乗せます。
馬が嫌がってトコトコ歩いてしまっても気にせず、でもパットが落ちてしまわないように支えながら馬が落ち着くのを待ちます。あきらめて立ち止まったらパットを降ろしてあげます。
これをくり返し行います。
パットに慣れたら次は鞍でも同じことをします。
初めは乗せるだけで腹帯(鞍を固定するための帯)は締めません。
なので、落とさないように注意しながら 馬が「鞍」というものを受け入れるのを待ちます。
チビちゃんはパットも鞍もすぐに慣れてしまいました。
のほほんとした子です(笑)
さて それでは、走ることと鞍を乗せることを同時に行います。
(まだ 人は乗らない状態です)。
鞍を乗せ、鞍がずれたり落ちたりしないように腹帯を締め、放します。
すると・・・。やはりチビちゃんはのんびり歩いたり、立ち止まったり・・・。
普通の馬(?)は、ここで跳んだり跳ねたりダッシュしたりして鞍を落とそうとするものなんですが・・・。
ま、いいでしょう。おとなしいのは良いことです。
次は 舌鼓と追いムチを使って走らせてみます。これも素直に指示に従って走ります。
うん。良い子だなぁ。・・・と思ったら!
突然の猛ダッシュ!
今頃 背中に鞍が乗ってることに気づいたようです。・・・遅ッ。
これは人が乗ったときもやる可能性が高いので要注意です。
馬にも色んなタイプがあるのですが、チビちゃんは何かから逃れようとするとき
ダッシュするタイプのようです。
ここでも 慌てず急がず、馬が納得して落ち着くのを待ちます。
馬が落ち着いたら声をかけて止め、手前(回る方向)を変えてまた走らせます。
これを何回か繰り返し、落ち着いて走るようなら終わりにします。
ブレーキングをしてて面白いと思うのは、馬が慌てたときになだめないことです。
走っても暴れても黙って見てるだけ。馬自身が納得するまでほっておく。
私は自分自身があわてんぼうなので ついつい声をかけて落ち着かせたくなってしまうのですが、「馬」と「試練」の間に 人間が入らない方が事はスムーズに運ぶようです。
たくさん勉強して チビちゃんと一緒に成長したいと思います。
2016/07/05 0:45:55 | リンク用URL
Jun
26
2016
「こんにちは。アインシュタイン、通称チビちゃんです。
お姉ちゃんのウィリーといつも一緒に昼夜放牧されています。2歳の女の子です。
ヨロシクおねがいします。」
はい。チビちゃん ご挨拶どうもありがとう。
というわけで、これからはチビちゃんのブレーキング(馴致)のことも書いていきたいと思います。
私はウエスタンのブレーキングにとても興味があり、そのためにアメリカに来てしまったくらいです。
思い起こせば半年程前、ウィリーに乗るようになってから、ウィリーを放牧場に迎えに行くついでに必ずチビちゃんにも声をかけ、なでまわしていました。
「ブレーキングが始まったら、私も手伝わせてもらおう!」という野望(?)のため、少しでも
チビちゃんと仲良くなっておこうと思ったからです。
ヒマなときに・・・いやいや!忙しい仕事の合間に、ブラシを持って放牧場に行き、チビちゃんにブラシをかけ、抱きつき、背中に寄りかかり、横でぴょんぴょん跳びはね、私が何をしてもビックリしないように慣らしておきました。自分に害が無いと分かると比較的すぐにおとなしくなるようです。
チビちゃんの性格はというと・・・、遊び好きで甘えん坊で賢い といった感じです。
私が放牧場にウィリーを迎えに行くと、必ず先に近寄ってきます。
挨拶してなでてから私がウィリーの方に行くとついてきて、ウィリーに無口(馬を連れて歩くときに顔に付けるホルター)を付けていると間に割り込んできます。
どうやら遊んでると思っているようで、仲間に入りたいみたいです。
やはり まだまだお子様です。
せっかくなので、引き手(馬を連れて歩くためのヒモ)をチビちゃんの首や背中やおしりに
放り投げたりしてみます。
すると最初は何事かとトコトコ逃げたりするのですが、ウィリーが
微動だにせずされるがままになってるのを見てか、別に痛くも痒くもないのがわかるとじっと
していられるようになります。
むやみに暴れたりせずに物事を判断しているようです。
そんなこんなとしている間に、ブレーキングの時期になりました。
まずは、ブレーキングの舞台となるラウンドペンにチビちゃんが慣れるようにします。
いつもウィリーと一緒なので、ひとりで知らない場所に行くのは不安です。
最初はラウンドペンでブラシをかけたり裏堀り(足をあげ、ツメの裏に詰まった土などをほじくる作業)の練習をして、引き馬をしたら放牧場に帰します。
1日目はそわそわして、ウィリーを呼んで啼いたり、私の存在には見向きもせず落ち着きがなかったのですが、
2日目にはもうラウンドペンに慣れた様子で、私の存在をきちんと認識して落ち着いていられました。
新しいことをして、落ち着いてできるようになったらまた新しいことをして、
とラウンドペンにいる時間も少しずつ長くしていきました。
さぁ、ここまでは順調な様子です。
これからどんな風にブレーキングが進んでいくのか私もすごく楽しみです。
乞う、ご期待!!
2016/06/26 0:26:07 | リンク用URL
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