アメリカ・ノースカロライナ州にある日本人向けの牧場「グリーンウェイランチ[GREENWAY RANCH]」ブログ

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2018

フチュリティー四方山話 (再公開)

スポーツのコンペティションを見るたびに、
選手の技術と採点のルールが年々進化していく事に気が付く。
新しい種目も次々と生まれ、まさに時代の変化を感じてしまう。

これは、馬の競技会においても同様だ。
ウエスタン競技種目の一つにレイニングがあり、
私がレイニングに興味を持ってから約30年の間に競技場で演じる馬のスタイル(形)や
採点方式及びルールが驚くほど変化するのを見るたびに、
それををブログに書き記したいと思ったことがある。

下に続くのは2013年12月に書いたブログ、時代遅れで申し訳ありませんが、
次のブログに繋げるために再公開したことをご承知頂ければ幸いです。

ーーーーーーーーーー

1週間前に、レイニング界では1年の締めくくりとも言える一番大きな試合、
オクラホマのフチュリティーが終わった。

今年はちょうど競技会開催中にアメリカ中部を南北に長く伸びた、
強烈な寒波を伴う低気圧が通過したので、関係者は体調管理や、
雪と路面凍結のため車の運転に大変な思いをしているのではないかと案じてしまった。

私はフチュリティーの会場にはいかなかったので、
ネットで経過をチェックさせてもったが、
残念ながら、オープンファイナルは動画で観戦を試みたものの、
画面のフリーズが数秒ごとに起きて途中でやめてしまった。

結果は、ジェイソン バンランディングハム騎乗のノット ラフ アット オールが、
スコア2251/2点で優勝し、賞金$165,000ドルを獲得した。
2位にショーン フロリダ騎乗のティンセルタウン フライ ガイがスコア224点を出し、
獲得賞金額$142,733ドル だった。

好成績をおさめた人馬にはもちろん祝福してその努力を労うべきだが、
エントリーやスコアを見た限りの印象では、
今年はあまりぱっとしたフチュリティーではなかったような気がする。

実際にフチュリティーを観戦した人から聞いた話では、
採点にも数々の小さな問題点があったと言っていた。

オープンクラスのスコアは、
例年に比べると1次と2次の予選でそれほど高いものがなかったのも特徴だ。
以前だとレベル4のクラスでは、平均220点でもファイナルには残れなかったのが、
今年は2回の予選両方で、210点台後半のスコアでファイナルに入っている。

審査の基準を見なおしたのか、実際に全体の走行の出来が以前ほどではないのか、
理由は分からないが、突出したスコアがなく数字で見る限り全体的に平凡な印象だ。

ファイナルに残った乗り手の顔ぶれは、
個人的な視点から見ると世代交代を感じさせるものがあり、
顔なじみの人はずいぶん少なくなっていた。
それと、プロとしての女性進出が少しずつ目立ち始め、これも時代の流れを感じる。

オクラホマのオープンクラスのフチュリティーは、予選で2回の走行をしなければならず、
その合計点でファイナルに進出できるかどうかが決まる。
3歳の若い馬にとっても、それに騎乗するトレーナーにとっても過酷で厳しいイベントだ。

ローカルの競技会と違い、
長期戦になるオクラホマでは昼夜の区別がつかなくなる生活が
人馬ともに一番こたえるのではないだろうか。

日中、本馬場は競技に使用されるため、そこでの馬の調整はどうしても夜以降になってしまう。
トレーナーによっては、一番馬場がすく真夜中から夜明け前に騎乗するので、
予選を勝ち抜けばなおさら、何日も不規則なスケジュールを強いられるため、
ファイナルでは冗談抜きで目の下にくまが目立つ選手もでてくる。

オクラホマのような大舞台でプロとして活躍する場合、
経験を豊富に積み技術も身についた、まだ体力のある30代後半から40代終わりくらいが
乗り手として脂ののりきった時期に感じる。

ある程度の年齢を超えると、たとえ技術は素晴らしくても
長期にわたる試合は、体力と気力を持続させるのが難しくなってくるからだ。

そして、競技会は馬に乗るだけではなく、
社交とビジネスにも神経を使う場所なので、期間中に蓄積する疲労は半端ではない。

競技場でのハードなスケジュールに加え、
オクラホマの舞台は、全米から人馬が集まって繰り広げられる競技会で、
馬の輸送時間が10時間以内でおさまる距離に居る場合はまだしも、
それ以上の長距離を移動しなくてはならない時は、
なおさら馬と人のコンディションをキープするのは大変になる。

以前、ニュージャージーに住んでいたとき、
馬運しながらオクラホマに何回となく移動したことがあるが、
30時間トレーラーを繋いだトラックに揺られるのは、
ただ乗っているだけでも非常に疲れたのを思い出す。

その時は、途中のオハイオ州にショーン フロリダの牧場があるので、
そこで数時間の仮眠をトラックの中で取るのがお決まりのコースだった。

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ショーン自身も競技会に出場する身で忙しいのにもかかわらず、
仮眠が朝方にかかる場合は、彼自らコーヒーを入れてくれた。
そして、それと一緒にドーナッツも用意してくれる優しさはありがたかった。

ニュージャージーからオクラホマまでは、アメリカ大陸を半分移動するという、
途方もない距離のため、馬の輸送疲れを癒す手立てとして、
競技会場への入厩数日前にオクラホマ入りして、
知り合いの牧場で馬に一息つかせながら調整するということもあった。

色々考えると、オクラホマの競技会は時間と経費のかかる大変なイベントである。
ここのフチュリティーはエントリー料も高額だが、
数年前からルールとなった馬のノミネート制にも費用がかかり、
昔はもう少し庶民的だったレイニングは、
残念ながら金持ちにしかできないようなスポーツになりつつある。









2018/11/25 1:19:37 | リンク用URL

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