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08
2017
2016年12月は例年に比べると暖かく過ぎていき
このまま春を迎えられるのかな・・・という微かな期待を胸に抱いたが、
やっぱり自然はそう甘くはなかった。
カリフォルニアに積雪をもたらした寒波を伴う低気圧は、
広大なアメリカ大陸を東へと旅している間にも、
気象庁と水道局は道路や水道管の凍結など厳しい冬の天候に慣れていない
ノースカロライナの住民に警報を鳴らした。
北に住んでいる人が知ったら 「なにを大げさな、たったこれっぽちの天気で・・・」
となるのだろうが、雪道の運転や凍結の対策に不慣れな人間にとっては
再度注意されないとどう対応すべきか戸惑うものだ。
以前、日本の大雪が降る地域から訪れた研修生の凍結対策を見て
関東育ちの私は色々と学ばせてもらったことを思い出す。
水道管の凍結を防ぐには蛇口を閉めずチョロチョロと水を出した状態にしておくとか、
寒さで固まってしまう外のホースを蛇口から外し水を抜いて真っ直ぐにする等々。
そんなことを教わりながら彼らの知恵に関心したものだ。
今、滞在している研修生は先に紹介したように南国沖縄からなので、
私が教える側になったが、初めて聞く内容と今の天気に当惑気味のようだ。
ノースカロライナでも比較的南で海岸寄りに位置する牧場は、
今回の低気圧が北寄りに進んでくれたおかげで積雪は僅かですみそうな様子。
ただ、気がかりなのはこれから3日間続く最低気温−15℃というやつだ。
それに加え、日中の最高気温も氷点下で、このような寒さは初めて。
今朝の飼い付け時は、みぞれが強風で叩きつけるようなお天気だったが
気温はまだ氷点下5度あたりで、着衣でしっかりガードしたため寒さは感じなかった。
(2017年1月7日撮影)
ところが外の馬に餌を配ってた時、
繁殖牝馬3頭の中で一番立場の弱いデューリーが
他の馬に遠慮してずっと長いあいだ避難小屋に入れずにいたのに気がついた。
体が濡れた上に、毛先は凍っていてブルブルと震えていた。
こんな馬の様子はここでは始めてで、慌てて馬小屋に取りこんだけれど、
北に住む馬なら何でもない気候のはずだ。
恐らくデューリーに関しては、
この冬はマイルドな気温が続いて体が準備できていなかったのだろう。
冬毛を十分に蓄えなかったために耐性がないのだ。
エアコンの普及で現代人は夏の猛暑や厳寒の冬を快適に過ごせるようになった。
それはそれで文明の利器に感謝すべきなのだろう・・・
寒いときによく思うのが、
時代劇などから昔の人の冬の過ごし方を垣間見るにつれ関心することがある。
例えば、
雪がちらつくような寒さの中、裸足で板の間を平然と歩き
だだっ広い室内に火鉢一つで暖をとったりしている。
はたまた、現代なら暖房を入れてるような季節に外気を隔てる戸が開けたままになっている。
それが普通だったようで慣れとはすごい。
人間や動物、鳥、魚貝類、爬虫類、植物、微生物などそれぞれ全ての生き物が
時間経過の中で環境の移り変わりに適応し、
そして適応できないものは滅びていく様を見ると
自然の摂理を、そしてその神秘な生の仕組みに深く感じいるものがある。
2017/01/08 0:41:20 | リンク用URL
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