アメリカ・ノースカロライナ州にある日本人向けの牧場「グリーンウェイランチ[GREENWAY RANCH]」ブログ

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ホースセンス (アメリカンタイシ) ホースセンス (アメリカンタイシ) ホースセンス (アメリカンタイシ)
ホースセンス (アメリカンタイシ) ホースセンス (動画にできない理由) 生粋の浜っ子を微笑ませるのは誰?何?
生粋の浜っ子を微笑ませるのは誰?何? 生粋の浜っ子を微笑ませるのは誰?何? 生粋の浜っ子を微笑ませるのは誰?何?
生粋の浜っ子、またもや・・・やられております・・・ 生粋の浜っ子、またもや・・・やられております・・・ 生粋の浜っ子、またもや・・・やられております・・・
生粋の浜っ子、またもや・・・やられております・・・ 生粋の浜っ子、冬物コォ〜デネート(コーディネート) 生粋の浜っ子、冬物コォ〜デネート(コーディネート)
生粋の浜っ子、冬物コォ〜デネート(コーディネート) 生粋の浜っ子、冬物コォ〜デネート(コーディネート) ホースセンス (待ち人来る)
生粋の浜っ子とココちゃんのEnjoy Shoppinグウ〜 生粋の浜っ子とココちゃんのEnjoy Shoppinグウ〜 生粋の浜っ子とココちゃんのEnjoy Shoppinグウ〜
生粋の浜っ子とココちゃんのEnjoy Shoppinグウ〜 生粋の浜っ子、皆々様にご紹介させていただきたい方々がおります 生粋の浜っ子、皆々様にご紹介させていただきたい方々がおります

Feb

06

2017

ホースセンス (動画にできない理由)

今年に入って2歳になった馬のブレーキング(新馬調教)を開始した。
2歳馬は人に飼育され人間を知っている年齢だとしても、
まだ馬本来の姿が色濃くある時期の馬だ。

初めて経験する 人が自分に対してやること・・・
若馬はそれにいちいち大げさに反応して、
馬とはこんな動物なんだと改めて分かるブレーキングの季節。

アメリカでレイニングの牧場を長い間見てきたこともあり
ウェスタン流の調教は真新しいことではないが、
新馬調教の場面で今ほど心を揺さぶられた記憶がない。

馬が持つ習性や個々の性質を六感すべてに感じ、
馬が何かを学習するきっかけとその瞬間を見るたびに
自分に与えられた馬を知る機会に深く感動している。

今年の2歳馬のブレーキングは前のブログで紹介したテリーに任せている。
彼の長い経験から得た技術や知識をもとに調教を進めていて、
私が段階を踏んでゆっくりと行う調教方法とはかなり異なり興味尽きない。

テリーのやり方はとてもスピィーディーに結果を出すため
それは見事で鮮やかだ。
そのような場面を見る機会はなかなか無いと思い、
動画で紹介していこうとしたが、今は逸る気持ちを抑えている。

グリーンウェイランチで行ってきた調教理念は、
じっくり馬と関わり合って馬の信用を得ながら穏やかに物事を進める
無難で安全な方法を取っている。

ただしこれをやるには、ある環境が必要となる。
それは、ブレーキングに時間がかかっても誰からも苦情が出ないということだ。

それに対してテリーは、
若馬を調教しながら生活の糧を得てきたプロのトレーナーで
馬を仕上げて 「なんぼ」 という厳しい現実に身をおきながら生きてきた。
依頼主は早く結果を望むので和気藹々モードだと時間ばかりが経過し、
それは多額なトレーニング費用に繋がるためプロとして評価は下がる。

お互い、真摯に馬と関わるという意味では同じだが、
何十年も食うか食われるかの世界に生きてきたテリーの調教法は、
選ぶ手段の多さ、手掛けてきた馬の頭数などここのものとは比べものにならない。

私が馬に言い含めるようにして何かを教えるのに3日かかるところを、
テリーは馬の反応に対応する手段のみで5分とか10分で相手を手の内に入れる。

悔しいかな、
馬を理解するという部分ではテリーと同じ見解なのに、
ブレーキング専門で生きてきた人に太刀打ちできない。

特に相手がスタリオンで、男っ気が強く挑戦的な場合は
ソフトな方法だけでは馬が増長してしまいリーダーシップを取るのは難しい。

個体差があるので一概には言えないが、
スタリオンは時として力で制すことも必要であり
テリーは男の感覚と身体的な力で馬と対等に向き合い
相手を 「降参させ、従わせる」 という選択肢を取ることができる。

ただ、力で制する場合、勝負に出るタイミングと力加減の判断、
それプラス相手を押すときと引くときの間合いの読みが非常に大事になる。
馬の様子を見ながら、いかに呼吸を合わせられるかがポイントで
テリーが馬と関わる様は、時として格闘技を彷彿させるものがある。

熟練したトレーナーなので、
馬と自分自身の安全を考慮しながら作業は進められるが
状況によっては人馬ともども激しい動きをするため
動画での公開は慎重にすべきだと感じている。

なぜなら、
そのような場面はブレーキングを手掛けたことがない人には過激に映るだろうし、
テリーの作業を見て同じようなことを試みようとする場合、
馬の感覚を知り尽くしていないとかえって馬との関係をこじらせてしまうからだ。

そのような理由で、
これからフェイスブックにアップしていく動画は、
馬と人が一番ラディカルに動く数分は除くことにした。
私の感覚では、それだと真の大事な部分を伝えられず不本意なのだが、
上記に書いた理由からあえてそうせざる負えないような気がする。

その代り・・・と言っては変だが、
動画で公開しない場面は言葉で補足するようにしたいと思う。

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テリーが2歳スタリオンに鞍付けをしている場面








2017/02/06 9:10:16 | リンク用URL

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