アメリカ・ノースカロライナ州にある日本人向けの牧場「グリーンウェイランチ[GREENWAY RANCH]」ブログ

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Aug

04

2017

みどりのThat's 録 (ヒアリ)

馬を飼育管理するのは、1年365日の仕事。
毎日、必ずやらなくてはならない作業があるので貧乏暇なしの生活だけど、
初夏から初秋にかけては他の作業も加わり更に忙しくなる。

まず、草刈り。
2週間ごとにガァーガァーとトラクターをうならせながら、
牧場全体を草刈りするのに、1日半かかる。
どうしてもトラクターが入れないところは手作業で除草剤を散布する。

馬小屋の住人?が増えるのもこの時期。
クモがどこからかワッサワッサと出てきて、あっという間に巣を張り巡らすので、
クモを見つけてはシュッ、シュッと駆虫剤をスプレーして
巣をホウキではらい、馬小屋がお化け屋敷に変貌するのを防ぐ。

そして、今日本でニュースになってるヒアリ。
最初 「ヒアリ」と聞いて?? と思ったけど、ヒアリの「ヒ」 は「火」 だと気づき、
英語に直訳すれば ヒアリ=ファイアーアント。
頭の回転が鈍い自分に呆れながら、「そうなんだ・・・!」
「奴ら、日本に上陸したんだ!」とビックリした。

ファイアーアントは、
この辺ではごく普通に生息しているアリで特に大騒ぎするほどのものでもないが、
退治しないとドンドン増えて厄介なことになる。

私自身、何年か前に木っ端の中で冬眠してたファイアーアントにかまれたことがあった。
地中で暮らしてるアリは冬になるともぐったまま表に出てこないため
心配することはないが、まさか木っ端の中にいるとは知らず
それをたき火にしようと解体してたらチクッと指に鋭い痛みが走ったので見ると
1匹のアリが思いっきり人差し指に食らいついていた。

そのあと家に戻り、事務作業中に体に痒みを感じ調べたらウエストから足首まで
沢山の発疹が出てたのに気が付き慌てたことがあった。

放牧地にいる馬たちは慣れたもので、
ファイアーアントの巣の上はよけて暮らすが、
ここを初めて訪れるゲストには気を付けて頂くよう伝えることにしている。

もちろん駆除はするが、全部退治するのは不可能である。
牧場の両脇にある畑で農作業が始まると、巣をいじられるのを嫌うファイアーアントは、
ここまで引っ越してくるから厄介極まりない。

幸いなことに、ファイアーアントのアリ塚はすぐ分かるので
気を付けていれば被害に合うことはないし、
万が一踏んだとしてもすぐ足をどければ かまれずにすむ。

なので、日本で騒がれているほど恐ろしいアリとは思えないが、
いないに越したことはないので、毎年駆除作業のため時間をかける。

スプレー式の大きなボトルに殺虫剤を入れて牧場内を歩き回り、
アリ塚を見つけては、薬を散布するというしらみつぶしの面倒くさい作業。
これを何回もやっていると僅かながらも彼らの暮らしぶりが分かってくるので、
生産性のない仕事だが興味深い部分もある。

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暑い盛りにやっつけるアリ塚にはまだ見たことはないけど、
春先と秋口のアリ塚はこんもりと高さを増し、駆虫剤をスプレーすると、
柔らかい砂の下から大量の卵が現われる。
それと一緒に、敵から卵を守ろうと対戦モードのアリたちもウジャウジャ出てくる。

卵と成虫にスプレーして、その下にいるであろう女王アリにも届くように、
駆虫剤を十分地面に滲みこませると、一丁上がりとなるわけだ。

ファイアーアントはかなりの働き者で、
夜涼しくなる季節の時は日中、日差しによって地表が暖かくなると
その熱で卵を温めるために彼らは地表のすぐ下まで卵を運ぶ。
そして、夕方気温が下がり始めると地下に卵を戻すのである。

迷惑千万なファイアーアントだが、なかなかどおして
彼らの働きぶりや種を守ろうとする果敢な様子には感心させられるものがある。

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まだ卵を見つけることができない平べったいファイアーアントの巣。










2017/08/04 23:24:07 | リンク用URL

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