アメリカ・ノースカロライナ州にある日本人向けの牧場「グリーンウェイランチ[GREENWAY RANCH]」ブログ

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Aug

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2017

ホースセンス (男女の差)

(このブログはレイニングに限って言えることなのかもしれない?!)

世界中には色々なスポーツがあって、必ずと言ってよいほど順位を競い合う。
順位を競うからには、そのスポーツに沿ったルールがあり
多くのものは男女が区別されて行われるのがほとんど。

ところが、馬術に関しては男女同じ条件のもとで優劣が判断されるため、
時に女性側としては不平等ではないか・・・、と感じることもある。
(まあ、これは一般論で男性と女性が同じ土俵で競うから面白味があるということもあるけれど・・)

馬術で良い成績を出すためには、馬の能力が最も重要な要素だが、
人の操作なしにして、競技はなりたたず、
馬の能力・プラス・馬を操る人の技量で結果に差が出る。

グリーンウェイランチの日常の騎乗作業は、
レイニングというウエスタン馬術を馬に教えていくことが主だが、
たまに男性が調教をしている所を見ると女性としてハンデを感じることがある。

ある時、それに繋がるとても興味深い発見をしたことがあった。

その日は、当牧場でファミリーピクニックが開催され、
BBQと乗馬をコラボレーションして集まる人たちに楽しんでもらうというイベントだった。

約20分ほどの初心者相手のレッスンを自分一人で15人程こなさなければならなかった。
グリーンウェイランチでは、部班や外乗といった一度に人数をこなす
乗馬方法は行ってないのでどうしてもマンツーマンのレッスンになる。

当日は、馬を取り替える暇はなく、1頭大人しい馬を使って調馬索で
「ハイ、次・・・、ハイ、次・・・」 とレッスンを行っていた時のことだった。

DSC02277.JPG


(調馬索でのレッスン風景)

ーー乗馬、簡単な説明、常歩、ちょっとだけ速歩、下馬、次の人に交代ーー
の繰り返しで、馬も指導する方も飽きてきたイベントの後半に入った時のこと。

普段からよく動かしている馬なので疲れてというより、
同じ動作の連続ですっかり飽きてしまっていた。
動きがとても怠慢になり、追い鞭で馬のやる気を起こさせるのに
こちらもヘトヘトの状態だった。

そんな時、
年齢、身長はほぼ同じで乗馬は初めてという若い男女が次のレッスンに来た。
最初に女性がまたがり、馬は鞭に促されて渋々動いてやっとのことでレッスン終了。

ところがそのすぐ後に男性が馬にまたがった時である。
常歩をさせると、怠慢になった馬はぐっと腰を入れて力強いリズムで動いてくれたのである。
先に乗った女性とその男性の違いは体重の差と、それに伴う筋肉量の違いくらいである。

私は、馬の動きの変貌に目を丸くしながら、男性が持つ馬に対する身体的影響力の違いに、
とても感慨深いものを感じたのを思い出す。。

ちなみに、レイニングの競技会のトップクラスで優勝する選手はほとんどと言ってよいほど、
体格の良い、どちらかというと体重が重めの男性達である。

P1000302.JPG


(ダイナミックなスライディングストップ。これも乗り手の体重と馬を押す力が物を言う。)












2017/08/29 2:58:12 | リンク用URL

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