アメリカ・ノースカロライナ州にある日本人向けの牧場「グリーンウェイランチ[GREENWAY RANCH]」ブログ

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Aug

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2018

いっちゃんのブログ16 「トレーニングしているのは、実は・・・」

こんにちは、いっちゃんです。

最近、みどりさんちのシンクを付け替えしていたときのこと…

P_20180803_112118.jpg



なぜシンクに色を塗っているかは置いといて(笑)

その日、みどりさんのお友達がいらしてて、「なんで誰も怒らないの?」と何気なく聞かれました。

その時、みどりさんもJOE兄貴も私も、頭にハテナマークが浮かんだのですが
みどりさんのお友達は、「さっきから見ていたら、部品がないとか大きさが合わないとか…あんまり上手くいってないのに、なんか淡々と作業しているよね〜」と不思議そうでした。

何があったのかというと実は、古いシンクを取り外して新しいのを付けようとしたのですが
大きさが合わなかったり、部品が足りなかったりで作業が大幅に遅れていたのです。

それを知ったお友達が、「通常なら誰か、イライラして癇癪でも起こしそうなものを、普通に作業するもんだから不思議・・・」と言われました。

部品が無いなら、「何で、買っておかなかったんですか!」
大きさが合わないなら、「何で測っておかなかったんですか!」

まぁ、作業は結構体力もいるし、イライラするのも当然かもしれません。

しかし、私の意見としては(皆さんの意見を代表していうことは出来ないので私の意見です。)
「イライラしても結果が出ない」それだけです。

文句言ったって、体力は回復しないし、部品だって、天から舞い降りるわけじゃない。
それはそれとしてスルーして、「では、その場合どうしていこうか」とケースバイケースの考え方が効率的だと考えます。

もちろん、最初からその考え方だったわけではありません。

馬に接し始めてから、徐々に変わってきたなぁと感じています。

馬の調教には、とにかく根気が必要です。
馬のコンディションも日々違うから、今日上手くいっても、明日同じ結果かというとそうでもないことが多いです。

とにかく自分の思った通りにはいかないのです。
それは、新米トレーナーほど強く感じることだと思いますが、プロだって同じ事を言うし感じているはずです。

自分の組み立てていた、調教のメソッドが崩れると最初のうちは結構イライラします。

「何でうまくいかないんだ、この前は出来ていたじゃないか!」

こんな時は、たいてい馬に多くを望みすぎています。
馬が出来なかった事に対して焦点を絞って、ほめるより怒ることが多くなります。
そして、イライラは焦りに変わり、それが馬に伝わり、悪循環のはじまりです。

馬を扱っている人は、それぞれの経験で、このことを知っています。
トレーナーとしてレベルアップするためには、まず人間として自分の感情のコントロールをしなければならないのです。

自分のメンタルが、きちんとトレーニングされているか否かは、全て馬に出ます。

だから、結果を出さなければいけないプロは、ことさら落ち着いて、優しく淡々と馬に向き合っています。

馬と向き合うたび、カーっとなることはあります。
まだまだ未熟のため、上手くいかない方が多いからです。
しかし、カーっとなっては結果が悪くなるだけ。

それを頭に入れながら、馬と向き合い続けて数年
なんだか、私は短気だった元々の性格が、段々と気長になっている気がします(笑)

それはきっと、私の今までの相棒たちが私をトレーニングした結果なのです。

作業してても、対人関係でも、馬に接してても
良いことをピックアップして、物事を建設的に考える。

そう教えてくれたのは、まぎれもなく馬たちだなぁ…

みどりさんのお友達が言った一言に、色々と振り返った今日この頃でした。


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ちなみに最近は、たまにウィリー先生に4足歩行のやり方を教わっています(笑)









2018/08/15 20:10:24 | リンク用URL

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