アメリカ・ノースカロライナ州にある日本人向けの牧場「グリーンウェイランチ[GREENWAY RANCH]」ブログ

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Mar

12

2019

いっちゃんのブログ28「それが一番大事」

こんにちは、いっちゃんです。
今季のノースカロライナは本当に暖冬です。

去年11月ごろに来た時の気候を思い出すと
かなりの落差があります。

願わくば、このまま雪が積もる事なく春を迎えたいです^^

さて、馬に乗る際にインストラクターさんに
「もっとリラックスして〜!」って言われた事はありませんか?

例にもれず、私もみどりさんに「もっとリラックスして」と言われるのですが、
騎乗している本人はちゃんと意識的にリラックスしようとしているんですよね、実は。

あれ〜?リラックスしてるつもりなんだけど
未だ注意される…。なぜだ!(笑)

「リラックス」については
さんざん頭を悩ませていたし
やってるつもりでも言われるから何でやねんと思っていました。

そして、その不出来なリラックスの成果は
鏡のようにダイヤモンドに反映されてしまうので
バカっ走りされたり、逃げられたら困る所で逃げられたりを繰り返して、辟易していました。

そんな時、ふとギル先生の乗り方をマネしてみようかな。

と思い、プリンスの授業参観ついでに
しっかりと目に焼き付けて、騎乗している彼の動きを
頭の中で思い浮かべるようにダイヤモンドに騎乗し続けました。

最初の頃は、いくらギル先生の乗り方をマネしようとも
全然上手くいかなくて、ケンカになることもありました。

でも、みどりさんやギル先生が騎乗している時に発見した
私なりのポイントがあって

・感情的にならない
・いつでも馬の中心に座る
・ガイドは優しく
・勝手な動きがあれば、エクササイズの動きをしてもらう
・手綱はガイド以外はリリース(放るように)

もちろんポイントを反復しつつ騎乗するのですが
この最後のポイントが中々難しく
勇気がいるんです。

だって、私にとってはブレーキついてない車に手放しで乗るのと同義ですもの…

加速されたくないから
手綱を握っていたいですもの。(;´・ω・)

しかし、それはそれ
本当に馬に信頼されて騎乗するためには
こちらから信頼せねばと、えいやっと手綱を放り
並歩から速歩に移行し、ガイドも良い感じかなと思った矢先

駈歩に移行しようとしたら、鳥が近くで急に羽ばたくもんで
ダイヤモンドが驚き、一瞬ダイヤモンドの体が硬直した事で
私自身のリラックス状態が崩れ、鐙を踏んでいる踵が上がり

それによって、扶助と勘違いしたダイヤモンドが
駈歩しはじめちゃって、さぁ困った(-_-;)

トレーニングしている場所が柵ありの馬場だったので
逃げられる心配はないものの、鐙が抜けて
いつもよりバランスよく乗ってあげられないため

ダイヤモンドの歩様が乱れて乗りにくく
手綱を引いても、本人(馬)はそれどころではなく止まらない(笑)

いっそ落ちてしまおうかと体をホーンに近づけて
身を低くして外側に落ちようと思ったのですが

声かけをして、内側の手綱を少し引いて
スピードダウンとダイヤモンド自身の体の傾きを
少し修正した隙に、スポッと鐙を入れて落馬を免れました(-_-;)

という訳で一度目のチャレンジは
あまり良い結果を出せず、しょぼくれたものですが
諦めず、再度チャレンジ。

段々と柵付き馬場で何とか喧嘩せずに
まとめることが出来てきたので
アリーナに出て、ガイドをしようとすると
馬場の中でも滑りやすい所に向かって逃げる逃げる…

ここでポイントなのが
ムキにならないこと。

ひたすら逃げようとする方向に
手綱と脚で壁を作り、指示を与え続けたんです。

すると、ダイヤモンドが肢を滑らせてずっこけまして…

右前から、崩れたようで
私は手綱を持ったまま
腕から肩、背中と流れるように受け身を取り
自分でも意外なほどに素早く立ち上がりました。^^

ダイヤモンドは起き上がると
二回跳ねて落ち着きました。(笑)

そこからが面白い所で
嫌な事があったから、また反発がエスカレートするかもしれないと思いきや、
馬が変わったように真面目にトレーニングを受けてくれました^^

あれは、なんだったのでしょう(笑)

ともあれ、手綱を放って余計なプレッシャーを
与えない状態で、ガイドしたりエクササイズをしたりする
トレーニングをしばらく続けていると
ある時、ダイヤモンドの首がスッと下に下がるようになってきました。

そして、そのまま運動を続けてくれる。

あれ?これって何のサインだっけ…と考えると
みどりさんが
「リラックスが大事だから。騎乗者がリラックスしていないのを馬は必ず感じていて、ほらその証拠に首が上がったままでしょう。楽に乗って、リラックスしてみれば馬の首が下がってくるはずだよ」

と言っていたのを思いだしました。

これだーーー!!!

この時、初めて馬から
リラックスのOKをもらえました。

結局…
一口にリラックスと言っても
馬から落ちるかもしれない恐怖や
自分自身のバランス、馬が色んな動きをした時の
自分の対応のバリエーション、どんな事にも平常心でいられる心など
色んな要素が必要なんだな〜と感じました。

そして、それは騎乗しないと分からないし
馬を理解して感じる感覚が大事だと思いました。

いや〜リラックスって深いです。

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2019/03/12 0:48:24 | リンク用URL

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