アメリカ・ノースカロライナ州にある日本人向けの牧場「グリーンウェイランチ[GREENWAY RANCH]」ブログ

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Apr

15

2019

みどりのThat's 録 (看板作製・開拓者精神)

アメリカは開拓者の国。
グリーンウェイランチを作り、様々な牧場の作業を自分でやるようになって10数年、
アメリカという国に対する私のイメージは「自由」から、
挑戦する精神と独立独歩で成った「開拓者の国」というイメージに変わっていった。

その昔、ヨーロッパから新天地を目指してこの大陸に渡ってきた人たちが
限りない好奇心と目的に向かってアグレッシブに行動する精神を持っていなければ
超大国として君臨する今のアメリカの姿はなかったと思う。

アメリカで牧場を経営していくうちに築かれた人間関係から
私は日本では珍しい気質、すなわち開拓者精神を持ち
目標に向かって突き進む強く逞しい人たちと接する機会に恵まれている。

周囲は馬の牧場も含む農業関係者が多く、
女性も男性に負けず劣らず厳しい労働をこなし
男性は自分の知識の限り物を修理したり作ったりする。
広い大陸を開拓してた時代にトラブルが生じても
助けが来るのはいつになるか分からないから
「自分で何とかする」 という精神が根付いているからかもしれない。

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訪れる研修生が女性でも、自分たちで修理できるものはする、
作れるものは作るというのがグリーンウェイランチの考え方。
意外にみんな楽しんでやってくれるのは嬉しい。

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余談になってしまうが、
人の事に干渉せず、接客に関してもサービス精神の乏しいアメリカ人と
日本へ帰国した時に感じる、恐縮するほど見返りを求めない日本人の
「おもてなし」精神の違いに驚く事がある。

どちらも国民性から来る他人に対しての行動の違いだが
人がトラブルに巻き込まれた時に躊躇せず手を差し伸べる傾向は
アメリカ人の方が強いようだ。

これは私が実際に経験したことだが、
以前トラックのタイヤがバーストしてその勢いでフェンダーの一部が破損し
道路に落下した時があった。

近所の田舎道で起こった出来事で、
トラックを止めて破損した部分を拾うため道路際を歩いていたら、
通りがかった地元の農家の人と思われる男性が
「大丈夫か? 助けが必要か?」
と声をかけてくれた。

あるケースでは、以前所有してた古い車を運転していた時。
高速道路を降りてショッピングモールの駐車場に
向かう途中でエンストしてしまった事があった。
惰性で駐車場の入り口までは行けたものの、そこで力尽きた所を
近くにいた男性が気が付き安全な場所まで私の車を押していたら
すぐに他の人も加わり車の移動を手伝ってくれた。

トラックの時にしろ、乗用車の故障の時も躊躇することなく、
助けてくれるアメリカ人の行動力には胸がすくものがある。
日本人は人が困っていても恥ずかしいのか、あるいは行動する前に考え過ぎるのか
なかなか手を差し伸べることができないような印象がある。

このような日本人とアメリカ人の国民性の違いは、
片や島国で単一民族、片や大陸で多民族という国家的環境や
異なる気候風土とその国の歴史で培われてきたものなのだろう。

さて本題の続き・・・

最近、日本でもDIY(Do It Yourself) というのが浸透しているようだが、
アメリカはDIYをさらに進めて自宅で商売にする人が多い。

ジミーおじさんが友人を通して見つけてくれたディーゼル車の修理屋さんも
自宅の裏にガレージを作って作業場にしてるし、
トヨタ車の塗装を頼んだ人もやはり自宅を仕事場にしている。

彼らは常駐する人を雇わず、自分で出来る作業は一人で行い
人の手が必要なときは、知り合いに手伝ってもらう。

依頼された修理を、責任を持ってやってくれるDIYの人が見つかれば
会社組織にして宣伝している修理工場より費用も安く上がり
店を構えている本人が修理するので、ディラーより融通がきく。

ジミーおじさんは、
彼が直接知る修理屋さんに私のトラックを任せたわけではないので不安だったようだが、
修理が終わって戻ってきたトラックは快調なエンジン音と共に力強い走りをしている。
















2019/04/15 22:07:02 | リンク用URL

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